「基礎から学ぶ小角X線散乱法（SAXS）」の開催

講演タイトル
第一部　基礎から学ぶ小角X線散乱法（SAXS）
第二部 溶液中のバイオナノ粒子からのX線小角散乱

講演者名
第一部　株式会社アントンパール・ジャパン 高崎祐一 氏　
第二部　北九州市立大学　環境技術研究所　櫻井和朗　氏

講演内容
■第一部
小角X線散乱法（SAXS）は、液体・ペースト・ゲル・粉末・フィルムなど様々なサンプル中に分散した数ナノ～数百ナノメートルの分子集合体やナノ粒子を非破壊で調べられる構造解析手法です。その応用範囲は広く、界面活性剤、エマルション、生体分子、ナノファイバー、液晶など多岐にわたります。本セミナーでは可能な限り数式を使わずに、「SAXS法でどんなことが分かるのか」、化粧品業界に関連する測定事例を交えて基礎からご説明します。
■第二部
水溶液や溶液中に分散しているナノ粒子の内部構造を、非破壊的に観測する方法はおもにX線小角散乱に限られている。本講演では、溶液からのX線小角散乱から得られる絶対量である、分子量や回転半径の概念や、モデルを用いて得られる構造解析の方法と、その応用に関して講演する。