Seminar

バイオ基盤技術を活用したヘルスケア産業支援事業

「イメージング質量顕微鏡の測定原理と応用」の開催

講演タイトル
第一部 分子の分布を可視化する技術MSイメージングについて
第二部 質量分析イメージングの応用 -医学・薬学・化粧品化学・植物科学・食品科学-

講演者名
第一部
株式会社島津製作所
分析計測事業部 Solutions COE ヘルスケアソリューションユニット
インスツルメンツエキスパートG 山本 卓志 氏
第二部
大阪大学大学院 工学研究科 生物工学専攻 生物工学コース 生物資源工学領域
准教授 新間 秀一 氏

講演内容
第一部
質量分析イメージング(Mass spectrometry imaging)は、質量分析の技術を用いて分子の分布を可視化する技術です。1990年代にその技術が発表され、現在に至るまでその技術は進化を遂げてきました。
空間分解能や分析速度の向上といったハードウェアの面での進化はもちろん、新たなマトリックス塗布法の改良などによって、可視化できる分子種も増えてきました。本講演では、質量分析イメージングによる分子の観察原理について述べ、iMScope QTという装置の特徴について紹介致します。
第二部
質量分析イメージング(MSI: mass spectrometry imaging)は二次イオン質量分析法を用いた、材料を対象とする表面分析法を基にしており、1990年代半ばにLAMMA(laser microprobe mass analyzer)のコンセプトをマトリックス支援レーザー脱離イオン化法(MALDI:matrix-assisted laserdesorption ionization)に適用しR. M. CaprioliやB. Spenglerらにより生体分子の可視化が初めて行われた。 本講演では、質量顕微鏡の治験への導入例を取り上げるとともに、さまざまな分野への応用例を紹介する。また、応用例の中には近年注目を集める三次元皮膚モデルにおける薬剤浸透のイメージング例も取り上げる。

開催概要

開催日時
2023年2月9日(木)  第一部 13:30-14:50 第二部 15:00-16:15
参加費
無料(事前申込制)
申込締切
2023年2月6日(月)
申込方法
本ページより申込(本ページ下部参照ください
会場
オンライン
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